Akasaka Gourmet

キューブグループの社員が
赤坂周辺のグルメを勝手に採点!

蕎麦屋の流儀

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『やっぱり蕎麦ってなあ、

ツユにびったりとつけてモソモソ食べてちゃあ

ダメなわけですよ。


そんなことしたら、ツユのしょっぱさしか感じられないんだから。
蕎麦は先端をツユにちょいとつけてサッとすする。
そうすれば蕎麦本来の味わいやのど越しを味わえるでしょう。
これが本当の蕎麦の食い方ってやつでさあね。』(どこかの誰かさん)

 

―なんて池波さんみたいなうんちくを語るつもりはさらさらありませんが、
私YSDKは塩っ辛いのがどうも苦手で、
結果的に蕎麦はツユにサッとつけるだけ派に属しております。

本日は、会社のお膝元 赤坂を飛び出して
ちょっとした名店の田舎蕎麦をご紹介。

長野は信州木曽の風情ある町中にそっとたたずむ
くるまや本店でございます。

なぜ長野か、と言いますと、
この日は、弊社Cube Groupの株主総会なのでありまして。

グループが一部屋を所有している木曽駒高原観光ホテルで開催するってわけなんです。

(このホテルは弊社クライアント大同特殊鋼グループによる運営です)

 

ホテルのエレベーターホールには、
昨年亡くなった弊社の元・相談役 佐久間による絵画を飾っていただいています。
今回は佐久間の奥様も、株主という立場で総会にご参加いただき、
ご主人による絵画との再会を果たされました。

 

そんな株主総会の前に、この蕎麦屋に立ち寄りって、
故・佐久間も愛した美味しいお蕎麦でも手繰る「株主蕎麦会」を開催しましょうってな趣向でございます。

決算やら予算やらの堅苦しいお話は抜きにして、
お蕎麦の美味しい話に戻りましょう。

 

注文すると、こうしてキレイにお椀が並べられます。
こういう演出がまた、期待をそそるわけですね。
料理は目でも楽しまなきゃね。

 

ここの蕎麦は、いわゆる田舎蕎麦ってやつで、
太くて色が濃いのが特徴的。
でも、最大の特徴は、その食感です。
蕎麦なのに、どうしてか「もちもち」してるんですね。
例えるならそう、まるで生パスタのように

そしてとろろの粘り気、生卵のまろやかさ、
ネギのシャキシャキ感。そして珍しい揚げ玉style!
こいつぁパーフェクトでございますな。

この量をペロリですよセンセイ。

後半は、わさびで味を変えて。

『このわさびもね。
無粋にツユにドバっと入れて

グチャグチャかき混ぜる人がいるでしょう?
そんなことしたら、せっかくのわさびの風味が

台無しになるってのにね。

(本日2度目の「せっかくの風味」)

 

蕎麦をわさびで楽しむなら、麺にわさびをチョイと乗せて、
ツユには麺の先端だけをつけて、
ススルゥ!(SUSURU TV)
そしたらほーら、
鼻の奥にツーンと抜けるわさびの刺激。
この爽快感がたまらないやね。

こうして食べれば、蕎麦湯で割ったときもワサビの邪魔が入らず、蕎麦湯の風味を(以下略)』(どこかの誰かさん)

 

まあ正直YSDKは、わさびの風味がどうのこうのなんてわかりゃしないんですがね。

どこかで読んだそれらしい「作法」みたいなヤツを
なんの考えもなしに鵜呑みにしてるだけなんです。
(コッソリ:実はワサビを溶かしたツユの味も結構好きだったり。やせ我慢ですね。)

それにしてもなんとなく作り上げられた暗黙の作法ってのは
見方によっちゃあメンドクサイもんですね。
エスプレッソには砂糖を山盛りに入れてグッと飲み干し、
カップの底に溶けた砂糖が残るくらいが本場だ、とか。

寿司は白身から注文しなさいよ、軍艦に醤油つけるならガリにつけなさいよ、とかね。


色々ありまさぁね。

でもまあ、堅苦しく考えすぎて味もわからず食事するのが一番かっこ悪いやね。
自分なりに一番おいしく飲み食いできる方法で食べるのが
一番自然でウマイと思いますよ。
皆さんも、一定のマナーは守りつつ、自分なりのオイシイ食べ方で
日々の食事を楽しんでいただきたいと思うわけですよ。
(でもカレーライスをぐちゃぐちゃにませて食うのだけはどうしても許せないYSDKでありました)

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