キューブグループの社員が
赤坂周辺のグルメを勝手に採点!
歴史の深い『赤坂』。
弊社のある『赤坂』は、
料亭も多く、
由緒正しき御飯処や、
趣ある建造物が並びます。
赤坂 金龍
外観は、
漆黒の日本家屋。
木造の数奇屋建築。
本日はその日本文化の集約された、
元料亭のランチを頂きに参りました。
赤い暖簾をくぐり、
サクサクの天麩羅の、
金龍御膳を頂きます。
どれも上品な味わい。
メインの天麩羅、
御飯、
赤出汁、
香の物、
小鉢、
御造りが揃います。
(ランチ時でもコース料理を頼めます!)
ゆったりとした時間の中で食べる至福な昼食。
赤坂に立ち寄られたら是非一度はご堪能頂きたい味です。
金龍の歴史も深く、
創業は明治以降、1928年(昭和3年)、
赤坂が花柳界で勢いを見せた最中、
田町通りに店舗はありました。
現在のTBSには、
近衛第三連隊兵舎、
ミッドタウンには、
陸軍第一連隊兵舎など、
赤坂の花柳界は陸軍、
政財界人の利用で大きく発展されたと言われています。
その勢いとともに、
芸者も流行り、
映画スターと並ぶほど人気を得、
ブロマイドなどが作られ、
大いに盛り上がった時代でした。
しかし、
1945年(昭和20年)の東京大空襲で赤坂は、
一面焼け野が原となり店は倒壊し、
戦後再建し再開、
1953年(昭和28年)に現在の店舗のある、
みすじ通りに移転されました。
戦後から続く老舗元料亭。
戦後73年。
赤坂の移りゆく様子に染まらず、
歴史を重んじたまま、
佇んでいる料亭です。
店内には春画も展示されていました。
(掲載許可を頂いております)
1700年頃、江戸時代の作者不明の春画です。
遡ると、318年前。
時間の経過って侮れません。
ランチで巡る道や場所に、
たくさんの人の人生や、
時間の蓄積の形跡。
自分が働く土地の歴史の深さ、
良き文化の継承と発展に、
驚かされるばかりです。